おかりな "地球星人" 2026年1月19日

地球星人
地球星人
村田沙耶香
コンビニ人間の次に発表された本作。これはやばい。コンビニ人間以上に度肝抜かれる。 家庭環境が悪く塾講師からも性被害受けている主人公が、自分は宇宙人で魔法少女であり、自分は地球星人に馴染まなければならない存在だと思い込むとこから始まる話。 村田沙耶香らしい世間体とか見られ方に対する違和感や不具合の描き方で、あまり上手に生きられなかった自分にとって「地球星人」という考え方は不気味でありながら救われる思いだった。 私はどちらかと言うと姉側の生き方で、醜さ故に周りから疎まれ蔑まれ心を病んできたので彼女なりの地球への適応の仕方には苦しく感じてしまった。 途中までは過激な描写が多く吐き気を催しそうになるほど苦しいけれど、後半の疾走感と心地よい不気味さがたまらない1冊。
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