
汐見
@siomi250927
2026年1月20日
謎のアジア納豆
高野秀行
読み終わった
辺境ノンフィクション作家・高野秀行さんによる、納豆を追い求めた約3年間の記録。
ミャンマーの奥地に滞在した際に現地の納豆を食べたことをきっかけに、日本以外でも納豆が食べられている?という疑問を出発点として、アジアを巡り納豆の謎に迫る。
アジア各地(納豆が食べられているのは主に魚や肉の豊富でない辺境地域)で異なる納豆の形状、作り方、調理法などについて、著者の足取りや五感で感じたものを面白く追体験させられる。
日本固有の食材と思いがちな納豆だけど実際はそうではない。むしろ他の国々の、スパイスと混ぜたり火を通すことが当たり前の調理法を読んでいると納豆の可能性が広がった。
東北で雪に埋めて作る納豆の取材の様子も面白かった。
外国で言葉が満足に通じなくても、納豆について訊くとみんなパッと笑顔になったり警戒心をといて答えてくれるのが印象に残った。納豆を食す人々の親近感というか。
とにかく著者の探究心とフットワークの軽さに今回も感嘆。






