謎のアジア納豆
10件の記録
汐見@siomi2509272026年1月20日読み終わった辺境ノンフィクション作家・高野秀行さんによる、納豆を追い求めた約3年間の記録。 ミャンマーの奥地に滞在した際に現地の納豆を食べたことをきっかけに、日本以外でも納豆が食べられている?という疑問を出発点として、アジアを巡り納豆の謎に迫る。 アジア各地(納豆が食べられているのは主に魚や肉の豊富でない辺境地域)で異なる納豆の形状、作り方、調理法などについて、著者の足取りや五感で感じたものを面白く追体験させられる。 日本固有の食材と思いがちな納豆だけど実際はそうではない。むしろ他の国々の、スパイスと混ぜたり火を通すことが当たり前の調理法を読んでいると納豆の可能性が広がった。 東北で雪に埋めて作る納豆の取材の様子も面白かった。 外国で言葉が満足に通じなくても、納豆について訊くとみんなパッと笑顔になったり警戒心をといて答えてくれるのが印象に残った。納豆を食す人々の親近感というか。 とにかく著者の探究心とフットワークの軽さに今回も感嘆。






まめご@mmg_862025年7月13日読み終わったとても面白かった! ずいぶん前に読んで納豆好きの私のバイブルのようになっていた小泉武夫『納豆の快楽』が日本の納豆についての本なら、この『謎のアジア納豆』は中国南部から東南アジア、インド北東部の国境地帯にかけてのアジアの納豆についての本だ。日本の納豆の起源についてもページが割かれている。 柔らかく煮た大豆を藁についている納豆菌で発酵させたものが納豆で、ごはんにのせて食べるのが最高!と思ってきたし多分一般的な納豆のイメージだとも思うのだけれど、これが読んでいくとことごとくひっくり返されていくのがとても楽しかった。 納豆菌はいろんな葉っぱにいるし、糸引きが強いものがいい納豆とも限らないし、味噌や日本酒やワインのように味も千差万別。そして何よりアジアではごはんのお供よりも調味料として使われることが多いそうだ。だから納豆を使った料理はバリエーション豊か。納豆好きならワクワクせざるを得ない。 この後さらに朝鮮半島とアフリカにまで調査の範囲を広げた『幻のアフリカ納豆を追え!』という本もあるそうなので、こちらも読んでみたい。









