たにこ "とりあえずお湯わかせ" 2026年1月20日

たにこ
たにこ
@chico75_11427
2026年1月20日
とりあえずお湯わかせ
2018〜2022年の間に書かれたエッセイ+後日談が一言。新米ママとして苦悩している部分が前半、徐々にコロナ禍に入り、肺疾患の持病持ちのためステイホームで悶々とされている現実が描写されているが、スーッと頭に入っていくと表現できるくらいなぜか読みやすい。 フェミニズムという複雑なテーマを織り込んでいるのに、実体験を元に気軽に読めるエッセイになっているのがすごい。すっきりした読了感。 「母親が武装することなく、そこまで緊張することなく、育児できるのが正しいあり方ではないか。私は今後も丸腰のまま、この主張を口にしていきたい。遅ればせながら、同世代や次世代の子育て環境が少しでもよくなるために、できることから始めたい。反省することができるのが、やっぱり真のヒーローだと私は思うのだ。」(P129) 「もちろん子どもたちをよく見つめ、呪いを持ち越さないことも重要だが、そのためには母である私が理想の母親像に縛られることなく、自分の人生をエンジョイすることが大切なのではないか。育児だけではなく、趣味だったり、仕事だったり、個人的な挑戦だったり、パートナーや友情を大切にする姿だったり、いろんな顔を持ち「うちのお母さんにはお母さんとしてだけじゃない、いろんな世界があるんだな。なんだか楽しそうに生きているんだな」と、なんとなく子どもに感じ取ってもらえるようになればしめたものだ。」(P185) 「忙しい時に、心を緩められる方法があるとしたら、それは、器用とはいいがたい、時間の使い方がうまくない自分をあんまり責めないことではないだろうか。そもそも、仕事をしたり、家事をするだけで我々はもう十分よくやっているのである。その上、心の平穏までキープして、いつも笑顔でいろなんて、難易度が高すぎるのだ!」(P206)
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