本とコーヒー
@mystery_1ike
2026年1月20日
闇に香る嘘
下村敦史
読み終わった
主人公が腎臓病の孫娘のため、腎臓の適合検査を兄に頼むも断られる。それを機に兄が本物か疑いを持つ。なぜなら兄は中国残留孤児で、永住帰国した際に主人公は失明していた。彼は「兄」の顔を知らないのだー。あらすじだけでも極上の謎の匂いがプンプンする。楽しみに読み始めたが、中盤までは空気感が重苦しく、読み進めにくいものを感じていた。しかし、最後まで読むとそれも作者の力量だったのだと脱帽する。謎が解けた後と前で、こんなにも読み心地が違うとは!これがいわゆる人間を書くということなのだなあ。


