
コノハズク
@yy708
2026年1月20日
桐島、部活やめるってよ
朝井リョウ
読み終わった
みずみずしく繊細な表現で、高校生という青春時代の影の部分に光を当てて描いた作品。
自分の高校の頃を思うと、こんなに感傷的じゃなかったよなぁ、なんて思ったりもするが、この小説のように深く内面を掘り下げて見せられると、その文章の先にあの頃の自分の欠片を見つける気がした。
同じ高校の7人の生徒がそれぞれの章の主人公として語る構成で、別の話なのにお互いが少しずつかすっているのが面白い。その中で、宮部実果の章が、彼女の抱えているものが少しほかの主人公と違っていて個人的に印象的だった。
最後の章が希望を感じさせる終わり方をしているのも、清々しくてよかった。



