
人工芝
@_k55y
2026年1月20日
殺人鬼にまつわる備忘録
小林泰三
読み終わった
本みくじ
ブックオフ本
ミステリにSF要素を巧みに組み込んだ作品。
数十分前の記憶しか保てない者と、記憶を自在に操る者
相反する能力を持つ二人を軸に物語が展開していく。
設定自体はかなり現実離れしているが、展開のテンポが非常によく、引っかかりなく読み進められる。
気づけばページをめくる手が止まらず、純粋に“面白い”と感じさせてくれる一冊だった。
記憶を残せないことは圧倒的な不利に思える。
しかし、操作される「記憶そのものが存在しない」という点が、逆に強みとして機能しているのが興味深い。
能力バトルと心理戦が絡み合う展開は、
ドラマ『SPEC』が好きな人には間違いなく刺さるはず。
ミステリとSFの境界線を楽しみたい人に、ぜひ手に取ってほしい作品。

