仲嶺真
@nihsenimakan
2026年1月21日
テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。
ヤニス・バルファキス,
斎藤幸平,
関美和
読み終わった
せっかちな読者のために、あらかじめおことわりしておこう。テクノ封建制についての説明は第三章まで出てこない。私の書くことを理解してもらうにはまず、ここ数十年における資本主義の驚くべき変容を振り返る必要がある。それが第二章だ。本の冒頭にはテクノ封建制の話はまったく出てこない。第一章では、私の父が金属片とヘシオドスの叙事詩の助けを借りなが
ら、六歳だった私にテクノロジーと人間の複雑な関係と、資本主義の本質をどのように説明してくれたかを書いた。この教えが、その後に続くすべての考えの原則を導く出発点になった。
そして結論へと導いてくれたのもまた、一九九三年に父が私に投げかけた一見単純な問いだった。だから、ここからは父への手紙という形でしたためることにする。この本は、父の大切な問いに答えようとする私の試みである。pp.8-9