
ジクロロ
@jirowcrew
2026年1月21日
ラインズ
ティム・インゴルド,
工藤晋
読んでる
直線の歴史的源泉を探りながら、私は自分の日常のなかに直線性の具体例を探してみた。たとえば、練習問題集、床板、れんが、壁、敷石など、だれも気にとめないような身の回りのものに注意し始めた。そしてそれらのラインを前にして途方に暮れた。
それらのラインは表面を支配しているにもかかわらず、何かと何かをつなぐようにはまるで見えなかったからである。
(p.22)
そのラインが、つなぐものであるか、分けるものであるか、機能の変換点の問題。
「つなぐ」ように見えないラインというものは、必然的に「分ける」ラインにしか見えないのだ。。
この著者の感受性の超絶鋭さ、あなたにもわかってほしい。
この気持ちは「分ける」じゃない方のLINEであるということも。
それは私という点から離れたところに引かれるラインではなく、私という「何か」の中心を通り、私以外の点(「何か」)を求めようとする、触手のようなそれであるということを。




