たにこ "死ぬのが怖くてたまらない。だ..." 2026年1月22日

たにこ
たにこ
@chico75_11427
2026年1月22日
死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。
私は死にたかった側の人間。死恐怖症の方の目線が気になってたので、対談式で学ぶ。 五人の専門分野と対談してみていくと、専門にしている分野によって死ぬことへの考え方が千差万別。身内の余命宣告時にACP(アドバンス・ケア・プランニング)について話し合いをしていたので、第1章の中山先生の話はスムーズに入ってきた。哲学や宗教学も個人的に好きなのでそこも。 ただ、科学が苦手なので、神経科学者のお話は難しかった。でも面白かった。擬似的な不死?って感じなのかな〜と。個人的には肉体が死んでいたら、意識が生きていても死んでいると思うので、死の恐怖から逃れられるのか?と死の定義について考えさせられるなと思った。今後起こりうるだろう研究だけど、安楽死で揉めまくってるこの世の中で、彼の研究は延命、安楽死問題の一つの分岐点になりそう。 コメント欄は学んだことのメモなのでネタバレになります。
たにこ
たにこ
@chico75_11427
予習する人 医師・中山裕次郎氏 ・ACPで自分の最期をどう迎えるか、皆で話し合っておく ・死ぬということを分解する(例:目が見えなくなったら、足が動かなくなったら、食べられなくなったら…等) ・タナトフォビア(この世界から自分が消えることへの恐怖)は、医学的分析はまだ難しい。原因があるわけではなく、理解のできない根源的な恐怖によるものであるため、医学的アプローチは難しい。 ・たくさんの人と死について話して、死とはどういうものなのか、「死の実像」を捉えられると、死との付き合い方が変わるかもしれない。
たにこ
たにこ
@chico75_11427
共に怖がる人 宗教社会学者・橋爪大三郎氏 ・「自分自身の死」だけは超経験的な出来事で、科学の範囲を超えている。だからどういうふうに捉えてもいい。 ・「死が怖い」というのは理屈で怖いことを説明するのが困難。理屈ではなく恐怖そのものであり、人間として生きていることと不即不離の関係にある。しかし、死の恐怖を克服するような価値のあるもの(家族、信仰など)があれば一時的に死を超越できる。 ・想像力の中で死と出会うのは人間のみ。動物よりも優れた能力で、人間の誇り。 ・死を意識することは、生きている値打ちや尊さに気づく可能性がとても高いことなので、誇れることでもある。
たにこ
たにこ
@chico75_11427
希望の人 神経科学者・渡辺正峰氏 ・主観体験(クオリア)をもたない状態(=哲学的ゾンビ)になったら「その人の死」と言えるのではないか。 ・人は部分的なクオリアの集合体。全ての脳機能ごとに別々のクオリアがあり、一部分が損傷すると、その部位のクオリアは消失する。 ・AIが急速に発達した技術を、人間にも応用できるのではないか。人のクオリアを機械へアップロードできれば、不老不死と言える技術。意識の断絶という意味で死が怖い人には魅力的な技術。化学で不老不死を探究するフェーズに入ってきている。
たにこ
たにこ
@chico75_11427
対峙する人 哲学者・森岡正博氏 ・死んで終わりたくないという強い気持ちが信仰の中心にある。脱宗教化が進んでいる社会ほど、タナトフォビアで苦しんでいる人が多いのではないか。 ・普通は寝て明日が来ることを信じて疑わない。宗教を信仰していなくても、根拠のない何かを信じて生きているとも言える。 ・死への恐怖とは、自分が存在しなくなった「状態」が怖いのではなく、その状態へ「移行」することに恐怖を覚えるのではないか。 ・永劫回帰(宇宙の中の物質の組み合わせは有限だから、いずれ同じ組み合わせがくる=全て全く同じ状態として二度目がありえると信じること)を生きるのは人間には難しい。神は今この世界にいないので、生きることを哲学の中心に置いたニーチェは「神は死んだ」と表現し、人間自身でなんとかしないといけないと主張した。
たにこ
たにこ
@chico75_11427
超越する人 作家・貴志祐介氏 ・5〜6歳ごろに人は死への恐怖を覚え始める。死の恐怖の根底には、親が死ぬことへの恐怖がある。親が死ぬと、自分が認められる機会が永遠に失われてしまうと感じるから。幼い脳髄で受け止めないといけないところが、タナトフォビアの原点ではないか。 ・人生は短いから意味がある、いかに意味のある人生を送るかと考えて行動する。もしくは、自分の死を超えて存在し続けるものを残す(例:子孫、電子データなど)。その方が心が安定するのではないか。 作者の後書きより↓ 死への恐怖がなくなることは、タナトフォビアである自分がなくなるということだから、その恐怖を大切にしないといけない。 神様がいてもいなくても、死後の世界があってもなくても、やることは善く生きること。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved