
もとかつ
@motok_2
2026年1月21日
ロッコク・キッチン
川内有緒
読み終わった
エッセイ。原発事故から14年経った福島県の海岸沿いエリアでの取材、インタビュー。メインテーマは『食事』、それから風景。小エピソードの連作形式。
とても面白く読んだ。このテーマの内容に対して感想に「面白い」という言葉を使うのが適切かはわからないが、毎日寝る前に読み進めていくのをここ数日の楽しみにしていた。
この本には著者の目を通した被災地の現在が綴られている。けれどもその『被災地の現在』も一人一人で違うものであり、いろいろな思い、様々な考え方がそれぞれにあるんだなと思った。読み終わったあとの余韻が自分の中にかなり強く残っていた。
…と、こんな感想書くとなんかすごい重いの本を読んだみたいだけども、メインに据えられているのが『食べること』『料理』だからかそれとも著者の筆致ゆえなのか、全体として悲壮感みたいなものは感じず、出てくるご飯は美味しそうで出てくる人々の様子も温かく描かれている。そこも自分が面白いと感じた要因の一つかもしれない。
