
ヒナタ
@hinata625141
2026年1月22日

第七問
リチャード・フラナガン,
渡辺佐智江
読み終わった
〈その日の広島に残されているものは、問いだけである。〉
なぜわたしたちは戦争をするのか。なぜわたしたちは互いに対して暴虐な行為をするのだろうか。
原子爆弾の開発の歴史、捕虜として日本で強制労働させられながら生き延びた父の物語、凄惨な侵略を受けたタスマニアというルーツ、本物の死を覚悟した瞬間、その記憶。
〈それが決して答えの出ない問いであっても、わたしたちはその問いを問いつづけなければならない。〉
問いつづけること。
たぶん答えは記憶と言葉の中にある。だから私たちには歴史も物語も必要なんだと思った。
世界の足場が危うくなる今、この本を読めて良かったと思う。切実に。

