
おかりな
@maron_mi_ran
2026年1月21日
蒲団・一兵卒
田山花袋
自然派主義であり私小説の元祖となる小説。中々に気持ちの悪い作品だった。主人公の中年男・竹中が若い芳子を弟子とし彼女に魅了される、しかし彼女は年相応の相手と恋愛をしており竹中は嫉妬からあの手この手で束縛しようとしてくる話。
赤裸々だと評価されるだけあり、よくもまあ男性らしからぬ男性的な醜い部分をここまであけすけに描けたなと。
女の嫉妬にも醜いものがあるが、男にはそこに見栄や支配欲、しかも意中の相手すらも自分の思うように扱いたいという大きなプライドがあることをヒシヒシと感じた。
その点痴人の愛は最終的にナオコの魅力に完敗するから可愛いものなのかも?