蒲団・一兵卒
6件の記録
RIYO BOOKS@riyo_books2025年3月29日読み終わった何たる節操なき心ぞ、僅かに八年の年月を閲したばかりであるのに、こうも変ろうとは誰が思おう。その桃割姿を丸髷姿にして、楽しく暮したその生活がどうしてこういう荒涼たる生活に変って、どうしてこういう新しい恋を感ずるようになったか。時雄は我ながら時の力の恐ろしいのを痛切に胸に覚えた。けれどその胸にある現在の事実は不思議にも何等の動揺をも受けなかった。
茅嶋@_Kayashima_1900年1月1日かつて読んだとりあえずと思って読んだ代表作 --------------------------------------------- 温順と貞節とより他に何物をも有せぬ細君に甘んじていることは時雄には何よりも情けなかった。 恋でもない、恋でなくもない 有力な敵があっても、その恋人をだに占領すれば、それで心の安まるのは恋する者の常態である。



