
飴田
@hukuro_neko
2026年1月22日

恐怖を失った男 (ハヤカワ文庫NV)
M・W・クレイヴン,
山中朝晶
読み終わった
〈ワシントン・ポー〉シリーズ著者の別シリーズ!!(期待デカ大MAX超)
ポーが海外ドラマならこちらは映画を観ているような感覚。警察やらマフィアやらバリエーション豊かな追手たちが途絶えず、絶体絶命の場面に何度も出くわす主人公ベン。とある理由で恐怖の感情が欠落していることも影響し、常に客観的に自らの状況を把握、最善の(あるいは最悪の)手段でその都度ピンチを切り抜けていく。タフで情にも厚い人間的魅力もありながら、敵への容赦の無さが最高によくて(敵の悪党っぷりもすごくいい)ジョン・ウィックのような暴れっぷりが爽快。特に終盤は怒涛のアクションの連続、連続、連続!
行方不明になった恩人の娘の痕跡を探るベン。その道中でぶつかる不可解な謎も伏線もしっかり回収されていく。点と線が繋がる面白さと、同時に現れる物語の背景に潜むおぞましさ、そこに立ち向かう主人公…〈ワシントン・ポー〉で癖になった物語の構造に今度はベン・ケーニグが火力てんこもりで切り込んでいく。
技術担当頼れる相棒ポジションキャラも登場していて嬉しい。
続刊もあるとのことで、翻訳されたらいいな~とわくわくしている。もっと読みたい…