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飴田
飴田
@hukuro_neko
記録はじめました。
  • 2025年11月23日
    首取物語
    首取物語
  • 2025年11月22日
    ブラックサマーの殺人 ワシントン・ポー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
    サイコパス殺人犯vsポー の図式でもう…何冊だって読めてしまうな…面白くて… かつてポーが殺人犯として刑務所送りにしたカリスマシェフ、キートンへ冤罪の疑いが浮上する…死んだと思われていた娘が生きて現れたことによって。 固すぎる状況証拠をどう突破するのか読み手がただでさえハラハラしているのに、序盤やけに自宅が"安心する場所"として描かれていたり、新しく現れた隣人の様子がおかしかったりとポーの周囲が不穏でずっと不安がつきまとう。い、いったいどこまでキートンの手回しがされているんだ…??? そんな中で揺るぎない信頼で結ばれたブラッドショーをはじめとする仲間たちが心強い。絶対大丈夫だという安心感…好きだ…… サイコパスな料理人(ハンニバル)、二重思考(1984年)、などニヤつく要素もたくさんあり… 最後まで一気に駆け抜けて読了。 面白かった…次は『キュレーターの殺人』だッッ!!
  • 2025年11月20日
    女には向かない職業
    女には向かない職業
    雇い主が突然自死したことにより、コーデリアには錆び付いた探偵事務所が残された。意思を受け継ぎ独り立ちを試みる彼女へ舞い込んだ初めての依頼は、ある青年の自殺理由を解き明かすこと… (作品名と併せて惹かれてたまらない)表紙イラストの印象からクールな主人公のイメージをぼんやり抱いていたけれど、要所要所でしっかり緊張したり道中で自信を無くしたり迷ったり予期せぬ糸口が見つかったらうまくいった!と嬉しくなったりと内面の感情描写が豊かで、かつ一人で奮闘するコーデリアの姿にぐいぐい引き込まれていく。 真相が明らかになるにつれて物語が今度は違った動きになっていくのがとっても面白かった。そっち側のハラハラがくるとは思わず…いいところ持っていくなあ~…美味しいところ持っていくなあ~~… 最後まで目が離せないのと、最後まで読み終わるとコーデリアのその後に想像が膨らむ。 現地に向かうにあたって、バーニィから遺された探偵七つ道具一式みたいなのをきちんと確認するところ 大好き…
  • 2025年11月18日
    こちら、空港医療センター
    こちら、空港医療センター
  • 2025年11月18日
    神の光
    神の光
  • 2025年11月17日
    君のクイズ
  • 2025年11月16日
    ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    よりよい書店の在り方を追及する店主、共に働く青年バリスタ、常連客たちの視点も交えながら日々が巡る。根っこが皆あたたかい登場人物たちによる群像劇なので、穏やかに読み進められる一方、ぐっと刺さる台詞が散りばめられていて油断できなかったりする…(図書館で借りていなければ付箋を貼ってたなあ~…) 登場人物たちはみんな何かしら悩みを抱えている。親の期待した道に進めなかった、職場での理不尽な扱いに腹が立つ、何にも興味がもてず未来を描けない、家族関係がうまくいっていない…などなど。読み手は誰かしらに共感するんじゃないだろうか。 他者と話すこと、あえてそっとしておく(される)こと、見方を変えてみること、拠り所を得ること…自分なりの心のほぐし方を見つけていく彼らの姿に元気を貰える。拠り所は一冊の本だったり、美味しいコーヒー、瞑想、何かに集中する時間、映画…人によって様々なところが魅力的で面白い。 また、それぞれが前向きになる過程もぐいぐい押し付けがましくないというか、些細な会話の中で「私はこうしてみます。」「それ、いいですね。」「ちょっとやってみます。」と言い合うような感じのゆるさでちょうどいい。劇的でないきっかけで、ゆるやかなに人生が昨日より明るく色づくの、素敵だな… 帰り道の足取りがちょっと軽くなる、そこにしかない本屋さん。わたしの街にも見つけたい。 ……たわしイベント!?
  • 2025年11月13日
    キャクストン私設図書館
    キャクストン私設図書館
  • 2025年11月13日
    ミッテランの帽子
    ミッテランの帽子
  • 2025年11月12日
    最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集
    最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集
    表題作「最後のライオニ」が好き。 ひとりの遺品整理士の話。 遺品整理士は種族として存在していて、滅亡した惑星から有用な資源や情報を掬い取り、新たな居住地へと送り届けることで宇宙の循環を担う。 その在り方故あらゆる滅亡の形を目のあたりにしても怯むことなく役割を遂行できるはずが、主人公には滅亡、死、別れの瞬間を想像しては恐れを感じてしまう"欠陥"があった。 周囲と同じように依頼をこなすことができない自分に劣等感を抱いていたとき、ある星への探査依頼が"単独指名"の形で届く。その内容は「価値のない滅亡」とされる星への単純な内部調査だったが…
  • 2025年11月12日
    ペニーフット・ホテル受難の日 (創元推理文庫)
    ペニーフット・ホテル受難の日 (創元推理文庫)
  • 2025年11月10日
    帰れない探偵
    帰れない探偵
  • 2025年11月9日
    指輪物語(1)新版
    指輪物語(1)新版
  • 2025年11月8日
    歌う船[完全版] (創元SF文庫)
    歌う船[完全版] (創元SF文庫)
    優秀な頭脳を持つ一方、機械に繋がれなければ生きていけない身体で生まれたヘルヴァ。全身の神経が装置に接続され、サイボーグ宇宙船の<頭脳>となった彼女は、課された任務をこなすため銀河中を日々駆け巡る… ヘルヴァの相棒となるのが、<頭脳>に対して<筋肉>と呼ばれる探索員たち。<筋肉>は任務ごとに基本ひとり同行する。優秀ながら個性は様々な彼らとのコミュニケーションを通して、ヘルヴァの心が揺れ動き、成長していく様に胸を打たれていく。この<頭脳>と<筋肉>の関係性、設定にぐっと惹かれる。 そして作品の一番の魅力を個人的に挙げるなら、なんといっても主人公ヘルヴァ!彼女のことが大好きで仕方がない…!私も招集がかかったなら大急ぎで身支度し彼女のもとへ馳せ参じてこう言う…「乗船の許可をお願いできますか?」 賢く、優秀で、好奇心旺盛で、チャーミングで、優しい。機転が利き、軽口も叩くし愚痴も吐く。時折まじる皮肉たっぷりな言いぐさもたまらない。なんて愛らしい主人公…! そんなヘルヴァが任務を通して様々な出来事を体験していく。直接身の危険が迫ることもあり、どうか彼女にぴったりの相棒が見つかって、寄り添ってくれないかと願ってやまないそんな頃、とびきりの展開が待っていた。まっすぐな愛情に、どれだけ胸が熱くなったことか!! 締めくくりも、前を向き進んでいく希望とそれを包み込むあたたさがあり、大好き。 あの最後の台詞まで、ほんとうに、めいっぱいの愛。 出会えてよかった…… ▼好きな場面など 「このいかれた、裏切り者の、縮れ頭の…」 「この酔っ払いの、女たらしの…」」 お互いに遠慮のない言葉で本心をぶつけあう場面 大好き 「ぼくが皮肉屋なのは幸いだ。心優しいきみとバランスが取れるからな」 こんな台詞まわしがどんどん続く 何…?もう、好き… 「ハネムーン」と「船は還った」の間の期間が章仕立てで描かれないのがまた…良きです…
  • 2025年11月3日
    城崎にて 四篇
    城崎にて 四篇
  • 2025年11月3日
    とるとだす
    シリーズ16作目。毎度のことながら離れや一軒家でわいわい盛り上がってる皆がほんとうに愛おしくて、この空間が永遠に続いてほしいと願うばかり。でも時間は確実に進んでいるのが寂しくて、ただ一方では新しい出会いや成長といった嬉しい変化もあって、人生…若だんなの人生を追っているなあ… 一軒家組の3人が人間社会に振り回される様子がとことん愛おしい。ご近所のおかみたちに圧倒されるところ(あの金次も!)とか、ばけねこつき、オチも含めて大好きな回でした。
  • 2025年11月2日
  • 2025年11月2日
    つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫 よ 18-1)
    好きな場面をひとつ。 細々と物書きの仕事をしている主人公が、傷の位置も同じでまるで双子のような2つの机を買い、<雨の机><その他の机>とそれぞれ名付けて部屋に置く。積年の研究対象である雨についてしたためるときは前者を、それ以外の用途の場合は後者を使用すると決める。 しかしその道の専門家でもないため、前者にかぶりついているだけでは生活していけない。生きていくためには唐辛子やらコーヒーやらその他のテーマについての記事に集中せねばならず、結果2つの机の使用頻度には大きな差が生じてしまう。そこを「ここへ来てずいぶん不公平な日々を送ることになってしまった」と綴るのが面白い。 この2つの机への名付けや、店主の心意気が反映された安食堂のメニューブック、アブラカタブラでタムラさんがタブラさん、などなど。作中に散りばめられた擽られる言葉選び(遊び)が面白くてとても好き。 著者の作品に触れるのはこれでミルリトン探偵局(吉田音名義)とスープ~に続いて4作目。休日の午後にまったり読みはじめるルーティーンが構築されつつある。 あまり感情の波を起こさずに面白い話が読みたい、となった時にまた手にとってしまうと思う。心穏やかに読める本、ありがたい。 ※作中で時折入るカタカナ使いも好きなのだけど、そういえば唐辛子の記事を依頼したスパイス卸売業者ってもしかして…! (『世界でいちばん幸せな屋上』カタカナ思考の香辛料会社…上述の擽られる言葉遊び要素がたくさんあり大好き…あなたたちか…?!)
  • 2025年10月31日
    いのちの車窓から
    今年、星野源のライブに初めて行った。大好きな曲をたくさん聴けた。体がメロディにのって自然にゆらゆら動いた。 最初の、どうもー!星野源でーす!を浴びて、うああほんとうにあの星野源だと感激してから、3時間ほどだったか。あんなにどこを切り取っても濃い時間だったのに体感はあっという間で、ずっと楽しかった。 このステージをここまでつくりあげるために妥協せずに突き詰めたんだろうな。 終演後、そう感じた。初めて見た星野源の姿は、言葉は、表情は、そんな印象を何の疑いもなく抱かせる、誠実で謙虚でユーモアたっぷりで、何より真っ直ぐにあらゆるものと向き合うものだった。 ライブでは観客を楽しませるアイデアや工夫がたくさんつまっていた。それはどのアーティストも勿論そうだけれけど、(私が今まで体験してこなかっただけかもしれないが)ゲストの多さには圧倒された。あなた方でメインをはれるぞってくらいの方々が続々登場するそんな空間の中心に立っている星野源。周囲に愛されているなあと感じるし、同じように周囲を愛してるんだろうなあと感じる。 そんなライブの余韻がまだまだあって、音楽だけではなくて著書にも触れてみたいと思っていたところ、本作を読んだ。 ひねくれた部分とかこじらせた部分とか、面倒くさい部分もあると教えてくれる。一方で日常の何気ない部分に味わいを感じて満たされたりする(その切り取り方こそ人それぞれで、星野源のそれはあまりにも素敵なんだけども)。 「人間」だなあと、読み手はあの星野源と自分に、なんと共通点を見出だしてしまう。圧倒的スターなのに親しみやすさが共存しているバランスがずっと不思議でたまらないが、へんに飾らない・自然体な様が一番その印象に起因しているんだろう。 勿論、多方面の活動を成り立たせる才や、ならではの視点など、星野源を唯一無二の星野源たらしめる部分も忘れてはいない。 憧れの人や共演者たちへのリスペクトの姿勢(自分自身を見つめる視点も然ることながら、他者を描写したときの魅力が印象的だった)、仕事への取り組み方、文章を書くようになったまさにその経緯など、エッセイなので当たり前かとは思いつつ描写してくれているすべてで星野源が構成されていると感じる。 ライブの熱量とはまた違った感覚で魅力を味わい、本を先に読んでいたらまた印象は変わったのかなとも考えた。多分、変わらない。同じところに着地したと思う。この本と地続きのところに、実際にこの目で見た星野源がいたんだと。 本当に得難い体験をしたなあと、余韻がまだまだ離れてくれない。 最後に。 こじらせ偽るのをやめて、人間が好きだとはっきり明言して、自分の心のままに前へ前へ進んでいる。そんな星野源に周囲も魅了されていて、いろんな道が切り開かれている。本人はそこをただ流されることなく、一歩一歩踏みしめる感覚を大切にしながら生きている。 読み終えて抱いたのはそんなイメージだった。羨ましい、眩しい、素敵だ、ありがとう、の感情がわきあがる。 星野源のような人間がしたいことが自由にできるような世界であってほしい。それはきっと私にも寄り添ってくれるから。
  • 2025年10月29日
    おおあたり しゃばけシリーズ 15 (新潮文庫)
    長崎屋の内々だけで話が展開する『暁を覚えず』で締め括られ、ほっこり。登場人物たちが増えてくる面白さの一方で、時折はさまる身内だけのお話がまた一段といい味わいになるなあ…(栄吉の饅頭の味わいも特段凄くて笑った)
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