
EMMA
@emma_111
2026年1月24日
イン・ザ・メガチャーチ
朝井リョウ
読み終わった
友人から薦められた本。推し活をしている身には心えぐられる表現が多い。
推し活、Z世代、マーケティング、中高年クライシス、陰謀論などの現代的かつありふれたキーワードから、ここまで痛々しいほど本質を突く文学に昇華させるのは、やはり現代随一の作家なのだと感じさせ、圧巻。
推し活が宗教に似ている、という論は以前からあるが、宗教のほうが推し活の手法を取り入れて信者を獲得しているというのは知らなかったので、そうなのか! と思った。
主要登場人物はみな少しずつ狂っていって、でもこの生きづらい世で狂わずにいられるわけもなく、だからこそ推しというメシアが必要なんだよな…と感じた。
あと、読む前は「推し活の本」という前情報だけあったので、タイトルについて「きっと結末はドーム公演で、『ペンライトがまるで教会みたいだ』とかなるんだろうなぁ」と思っていたが、その予想はまったく当たっていなかった。



