
ゆたんぽ山
@yutanpoyama
2026年1月28日
見知らぬ人を認識する
イザベラ・ハンマード,
岡真理
読み終わった
パレスチナ系英国人である著者の、ジェノサイドの始まった2023年10月7日のわずか数日前に催された講演の内容と、ジェノサイド開始後に付与されたあとがき、そして翻訳者の岡真理さんの長い解説が付く。
文学作品における「認識」の話から、1948年以降も占領と虐殺が維持されることを可能にしている、西洋的価値観を内面化した人々が持ち続けるアラブやパレスチナへの凝り固まったイメージ、つまり現実世界における他者への「認識」の更新→自身の変革と行動へと促すことにつなげる論旨からは、著者のパレスチナへの想いが強く感じられた。あとがきに見られる焦りや怒りの感情も自分のことのように思えた。岡真理さんの解説の熱さにも感動した。多くの人に読んでほしい。
