はるのかぜ "遠い山なみの光〔新版〕" 2026年1月25日

遠い山なみの光〔新版〕
遠い山なみの光〔新版〕
カズオ・イシグロ,
小野寺健
戦前から戦後へ。暗い過去を背負った日本。復興への道。歴史が大きく揺れ動く中で、自分の在り方を見つける。 自分にとって、幸せとは何か。全体的に仄暗い色が漂った小説で、残酷なことも出てくるので、好きかどうか聞かれたら好きとは言えないが、一気に読んでしまったから、惹かれたのだと思う。この暗さも重さも、小説を読む醍醐味だ。 佐知子、悦子、万里子がケーブルカーで山の上に昇り、長崎の港を見下ろして会話するシーンが好きだ。 ただ、やっぱり万里子と景子が可哀想、、、 人生はそういうことも内包していると言えばそうだが、前向きには終われない。
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