遠い山なみの光〔新版〕

92件の記録
- yuna-yuna@yunaminxxxtvxq2025年10月7日読んでるお昼休み、お弁当食べ終わった後に10分ほど読む P38からP48まで 義父の緒方さんと夫の二郎との会話で同窓会の話が出てきて、ふと小津安二郎の「秋刀魚の味」を思い出して、久しぶりに小津映画を観たくなってきた
- 数奇@suuqi2025年10月5日読み終わった昔読んだときは良さが分からず、今ならわかるかなーと再読したのだけどやっぱり難しい小説だった。しかし新版の三宅香帆さんによる解説がわかりやすすぎるほどわかりやすく、後から作品の良さが染みてくるように理解できた。解説にあるように「人は後悔を秘密にして生きる」という物語であり、主人公の後悔は徹底して直接語られず、回想の中に隠されている。一見して何も起きない話だが、各登場人物の対比を読み解いていくほど人物がとても深く描かれていることが理解できる。全編を通して会話が多い作品だが、全くキャッチボールになっていない会話が生々しすぎて、その描写力に圧倒される。そしてこの原文が日本語で書かれていないことが信じられないほど翻訳が素晴らしい。
- yuna-yuna@yunaminxxxtvxq2025年10月2日読み始めた@ 待合室この時代の言葉づかいというかリズムというか好きだなぁと思いながら、女たちの会話を横で聞いているような気分で読んでいる。
- ひろ@hrk_m2025年9月20日読み終わった2025年映画も面白かったし、こっちもこっちで面白い…。ずっと人間について回る後悔と、犠牲。胸の内にみんながたくわれる後悔が大きいほど美しいものもより鮮明に浮かび上がってくる。
- Y_KATSUKI@k2_44162025年9月18日読み終わった記憶から滲む後悔をくるんだ台詞が、さらに翻訳のフィルターを通ることによってあらわれる不思議な読み味。 〈景子っていいお名前だわ。女の子だったら景子にしようかしら〉
- 長月雨@september_rain2025年9月15日読み終わった映画を観て、全然わからなくて、映画館を出て真っ先に本屋さんに向かって原作である本を買った。全部読み終わってもまだよくわからなくて、三宅香帆さんの解説まで読んでやっとぼんやりと理解できた。悦子は未来に向かって歩き出したと言えるのかどうか、吉田羊の物憂げな表情を思い出しながら、そうだともそうではないとも言えない、どっちつかずの気持ちでいる。やっぱりまだわかっていないのかも。 過去と未来、絶望と希望、それらを超えていくこと、のようなイメージを私なりに見た、と思う。じっくり時間をかけて咀嚼していく物語なのだと思う。
- すべての本読み読み委員会@nadare2025年9月14日読み終わった二宮金次郎「2025年、カズオ・イシグロと出会う」と人生の年表に書こう。 「何かとくべつなことがあったの?」 「とくべつなこと?」 「港へ行った日に」 「ああ、何もとくべつなことはなかったのよ。ただ思い出したという、それだけ。」(p.274) 読書会も第4回になった🍋🟩🌿 他メンバーの感想から新たな視点をもらって、思考の整頓もできる大事な時間(߹-߹) "何もない、でも思い出すこと"を増やして増やして、たくさん抱えることこそが、生きることではないだろうか?
- おおしま@_carino_2025年9月10日映画を観たので!併せて読むとめちゃ面白い 映画の一番大事な部分が本と違ったので、大胆な解釈をしたんだなあという感想 イギリスにいるえつこの後悔が結構強めに現れているが、長崎えつこの抑圧感は映画の方が強かったかな 原文も読もうかな〜 解説のとこの、人間は誰しも後悔を抱えて生きるみたいなのが結構印象的だった
- チャプ太郎@chapterofbooks2025年9月7日読み終わった映画化もした話題作。初のカズオイシグロ。次の読書会の課題図書。 読み終わったのに、まだ気づいていないネタバレがある。。。 あとがき読むか〜。
- Daidaigo@df21792025年9月7日読み終わった@ メトロ書店 本店旅行先の長崎で購入。会話が大きなウェイトを占めていて、押して引いてを繰り返すやり取りは冗長にも感じるが、こういう会話の余白が気遣いなんだろうなぁ。 今はこれが絵文字に切り替わっているのかもと思ったり。 もう少し歳を取ってから読み返したい。抱える後悔がもっと増えた歳になってから。
- とんこ@ton_ton_beat2025年9月3日読み終わったReadsまったく記録できていない、とりあえず読書会に向けて1回目読了。2周目いけるか? 1982年初版とのことだが現代におけるさまざまなメタファーにも感じるような場面が多々。 前情報入れないために避けてた映画の予告をやっと見たらあれそんな感じ?となった。
- まにまに@-bookmark4502025年9月2日読み終わったかつて読んだ気づきの場所が、 北か南かもわからぬまま あてどなく進み続けていれば 交差する記憶が足元を照らしたり 時には重みになって 行き交う人たちと勾配を共にし 袂を分ったりして それでも歩んでしまう足並みを くさびとなる地点など知らぬまま 過去と呼べる日が来ることを 「生きる」というのなら、 このてのひらも かつての傷も 盲いて、等しく撫でる、 残照のような存在でありたいと 狂おしく願った
- 77@772025年8月29日読んだ純文学が好きな人向け。映画化から興味を抱いた「これから読書に親しんでいきます」という方には個人的にはお勧めしかねる。 (物語に明確なゴールが無く、人物の関係性や根差した風景などの描写から覗けるものを・自分で咀嚼していくのが楽しい作品であると感じた為)
- mok@doufu2025年8月19日読み終わったカズオイシグロは2作目。過去を追憶する書き方をされる方なので特に事件は起きないのだが、常に不穏な空気が流れていて、夕陽が落ち日が沈む寸前の薄明るさが永遠に続くような世界観がたまらなかった。解説を読まないと理解できなかったことが悔しかった。
- おこめちゃん@okome6212025年8月6日買った読み終わった会話がずっと不穏なんだが、、、 解説を読むとすんなり納得 あと偶然ながら8月に読み終えたことがよかった 映画も見たいし読み終えてよかった あと、猫を大切にして!!! (意味わからん文章ですんません)
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年7月29日読み終わった初読時の感想が新鮮なうちに議論できるよう毎度直前に読み終える平野啓一郎スタイル(芥川賞選考の時の)で臨んでいた読書会であるが、口から出てくる言葉が明らかにまとまっていないものであることが多かったし、自分は平野啓一郎ではないということにも気づけたので今回は早めに読んでみた。前回の読書会から3日、次回までまだ1ヶ月以上ある。どうしてこうも極端なのか。辟易。 実は初めてのカズオ・イシグロ。映画化を控えているという理由で課題作品に選ばれたわけだったが、奇しくもデビュー作とのことでフレッシュな心持ちで読んだ。読みやすく、それゆえに掴みきれない初読だったが、不思議と読後感は穏やか(回収されない/語り切られないものも多いのに)。復興に向かう社会で、過去をすっかり清算したようにみえる人と囚われたままの人、その狭間で決めかねている人。個人の復興とはいつ成されるものなのか。ここは仮の住まいだけれども、じゃあどこに帰れば/進めばいいのか? 逃れられない浮遊感はいつまでも続く──。
- nekomurice@nekomurice1232025年6月14日読み終わったこれはもう一回読み直したい。解説を読んで、上辺しか読めていない事に気づいた。最初から最後まで違和感しかなかったのはそういう事だったんだ。悦子さんがお義父さんの扱い方が上手でそこだけ明るさがあった。
- macochi@macochi2025年6月11日読み終わった新版でたので久々に読んだ。このpale viewが映画でどう表現されるのかが本当に楽しみ。イギリスの悦子が吉田羊さんなのものすごく嬉しい。期待しかない。