
読書日和
@miou-books
2026年1月25日
韓国インスタントラーメンの世界
チ・ヨンジュン,
中川里沙
読み終わった
新聞の書評をきっかけに、図書館で借りた一冊。
インスタントラーメンの歴史から語り始める構成がまず面白い。
中国から伝わった「拉麺(ラーメン)」を、
台湾生まれの安藤百福が日本で世界初のインスタントラーメンに。
※この辺はぜひカップヌードルミュージアムへ!
韓国のインスタントラーメン年間消費量は
1人あたり78個(2023年)で世界2位。
ただし1個あたりの内容量は、1位ベトナムの約1.5倍。
著者いわく、実質最多消費国は韓国。
そのラーメン愛が、とにかく熱い。
日本生まれのインスタントラーメンが
韓国でどう進化し、世界に広がっていったのかを丁寧に追う。
激辛の韓国、牛肉の台湾、エビとパクチーのベトナム、カレーのインド。
ローカライズが生んだ多彩な麺文化に。
個人的には「韓国ラーメン=辛ラーメン(農心)」と思っていたけれど、
実は三養食品が草分け。
創業者チョン・ヨンジュンと明星食品との出会い、協力、苦労、
なぜ韓国でラーメンを広めようとしたのか、読んでいて胸が熱くなる。
韓国で“辛いラーメン”が生まれた背景には、
当時の大統領・朴正煕が三養食品に
「スープに唐辛子粉を入れてはどうか」と提案した、というエピソードも。
2020年時点の世界シェア1位が康師傅だったのも衝撃。
巻末のラーメン評価&写真資料も圧巻で、眺めるだけでも楽しい。
記録用:スコヴィル値基準・最も辛いラーメン(2024年3月)
1位 パルド トゥムセラーメン
2位 クンビ 火魔王ラーメン
3位 パルド キングトゥッコン
4位 パルド トゥムセラーメン パルゲトッ、辛いキムチ
5位 農心 辛ラーメンザレッド
