
りりぃ
@Lily0311
2025年2月9日

読み終わった
具体化と抽象化についてわかりやすく体系的に解説されていて非常に興味深く読めた。
具体的なものの方がわかりやすく、多くの人から受け入れられやすい、という部分では昨今の「パーソナル〇〇」ブームもそれを証明する一端になっているかと思った。つまりは、読書などで得られるハウツーでは自分用に具体化できない人たちが、「自分用に具体化されたもの」を求めている結果なのではないかと。
大衆に何かを伝える際には、「具体化」がまず大事なのではとも思った。
一方でIQテストの多くが、別個のものから共通性や法則性を瞬時に判断させるものが多い気がしたので、抽象化が理解できる人=高IQなのではないかとも予想したり。。。そう考えると高IQギフテッドは具体化世界しか見えていない人とコミュニケーションで不都合が生じる(52Hzの鯨になりがち)よな、と妙な納得感もあり。
また、近年流行っている「マルチバース」展開というのはキャラの様々な別の具体化事象を見せることで抽象化世界をわかりやすく見せる手法なんだなという面白さも感じた書籍だった。
