
るり
@utatanest
2026年1月25日

野生のアイリス
ルイーズ・グリュック,
野中美峰
読み終わった
決して明るいわけではなくても、その先に光が見えるような詩ばかりだなと思った。
春の明け方に空が白んで世界が照らされていくような、少しずつ視界が広がっていくような感覚をおぼえる。
彼女の詩には植物が多く登場するのだけど、植物そのものというよりも、自身の苦悩をメタファーとして植物に託している感じなのかなと思う。静かに、しかし、じっと、強い意志を持って耐えているような穏やかで激しい炎。
The Wild Irisの冒頭、
At the end of my suffering
there was a door.
という言葉に私は何度も救われている。
彼女の詩は深い苦悩や葛藤の先に光があると示してくれるような、私の中の灯台のような存在。

