ぽんぽこピッツァ2号店 "魚が存在しない理由 世界一空..." 2026年1月25日

魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話
読書記280 本屋で見かけて、装丁に惹かれて手に取った。二度目に遭遇したときは買ってしまった。 ほぼ装丁くらいしか情報なしに買ったので、読み進めても何の本かわからなかった。デイビッド・スター・ジョーダンという男の人生を辿っているかと思えば、著者のカオスな人生をめぐる内面的な考察になり、優生思想を糾弾し、そして最後には「魚類は存在しない」という核心に迫っていく。読み終えても、何の本かと聞かれて答えられない。 ただ、とても大事なことを伝えてくれている気がするのだ。そのメッセージをつかみたい。 『どれもこれも同じだ。同じ発想だ。ゴルトンと同じゆがんだ発想。貧困や苦境や犯罪は血筋の問題であり、メスを振りかざして社会から取り除けばいいという、誤った確信。優生学的イデオロギーはこの国で死滅してなどいない。私たちは今もまだそれを執拗に抱えている。』 『カオスの渦の内側から放たれるまぶしく容赦のない真実を見せつけられる感覚。おまえの存在に意味はない。 はしごがデイヴィッドに差し出していたのは、そうした渦に飲まれないための防衛手段だったのではないか。』 『人間も、私たちも、きっと同じだ。惑星の視点から見れば、永遠という視点から見れば、もしくは優生学的な完全性の夢から見れば、確かに人間1人の命に意味などないだろう。(中略)けれど、それは無限にある視点のたった1つにすぎない。』
ぽんぽこピッツァ2号店
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@tamagodyeah
・あなたも、わたしもその存在に意味はあるということ ・人間は果てしなくカオスが続くこの世界を理解するために、自分にとって都合の良い物語を創り出し、信じてしまうこと ・全ての生き物に階級はないこと。人間同士はもちろん、全ての生き物と人間を隔てるものもないこと ・魚という分類は存在しないこと。自然のカオスをそのまま受け入れること
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