本読みの旅人 "台湾漫遊鉄道のふたり" 2026年1月27日

台湾漫遊鉄道のふたり
台湾漫遊鉄道のふたり
三浦裕子,
楊双子
登場する料理を食べたくて食べたくて、台湾旅行を計画中。 本島人である千鶴だけでなく、本島で生まれ育ち、本島に愛着を感じる美島も内地からやってくる内地人の相手をするたび、彼らが発するある意味純粋で独りよがりな善意の底にある優越感みたいなものを感じ、イライラしているのだろう。美島には美島で、本島人に対する優越感があるが。 肝に銘じておきたい言葉たち。 「青山さんが大事にしたいのは、青山さんの保護を必要とする、物わかりの良い本島人の通訳です。」 「先生はふだん口癖のように、南進政策に協力するつもりはないとおっしゃっている。帝国に対する不信を表明なさっているわけです。ところが、先生ご自身のお好きなものに対しては、態度を一変して、それほ帝国の功績だと称賛し始める。つまり、帝国の政策を批判するのも称賛するのも、それが正しいか正しくないかではなく、青山先生個人の好き嫌いで考えているにすぎないのです。」 「ご自身がご興味をもったものをお褒めになるのは、もっともなことでごさいます。しかしそれらについて、ご自身の好みに合わせて強引に解釈づけるのは、言わせていただければ、知識階級の傲慢です。」 「この世界で、独りよがりな善意ほど、はた迷惑なものはございません。」 「内地人と本島人の間に、平等な友情は成立しないのです。」
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