junna
@_book
2026年1月25日
異邦人
カミュ
読み終わった
物語はムルソーの一人称で語られている。
彼は単に「自分に正直すぎる人」だと思った。
私が結末を知らずに読み進めたこともあり、
裁判の中で人間性を否定されてはいるものの、
事件自体は計画性のある残忍なものというよりかは正当防衛に近いものに思え、
(当時のフランス/アルジェリアの死刑の基準は知らないものの)極刑が言い渡されることになるとはまさか思わなかった。
判決を言い渡される時の「フランス人民の名において広場で斬首刑をうけるのだ」というセリフが非常に印象的だった。
当時の世界は、現代と比べて、典型的な感情表現をしない人を許さない世界だったのかもしれないなと思った。
自分含め世間の人は取り繕って表には出さなくても、ムルソーの正直な感覚に共感できる箇所もあると思う。
