
ヨル
@yoru_no_hon
2026年1月17日
うどん陣営の受難
津村記久子
読み終わった
読了
@ 自宅
4年ごとに行われる会社代表選挙を描いた物語。給料削減か、リストラか、そのどちらにも与しない緑山さんを支持していた語り手は、三位敗退後、上位二陣営から選択を迫られる。
緑山さんの集まりにはいつもうどんがあり、支援者たちは「うどん陣営」と呼ばれる。うどんを食べ、うどんの話をしながら進む社内政治は、シリアスなのに不思議とやわらかい。たぶん、コシの強すぎないうどん。
「誰に投票するにしろ、放棄するにしろ、それを自分で決める権利がある。」p.78
考えたくない気持ちごと抱えたまま、それでも選ぶことからは逃げられないと静かに気づかされる。読み終わるころには、うどんが食べたくなっていた。
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『水車小屋のネネ』と2作目だったけど、津村さんの本好きなだなあ~!!他の作品も読みたい!!










