
ばやし
@kwhrbys_sk
2026年1月26日

オオルリ流星群 (角川文庫)
伊与原新
読み終わった
感想
28年ぶりに再開した高校の同級生たちは、手作りで天文台を建設する計画に協力するうちに、過去の記憶と現在の生活を顧みる。
歳を重ねていくにつれて、綺麗な思い出だけが美化される。でも、相対的に見つめられる現実は燻んでいても輝かしくても、手に触れられる。
だからこそ、幸せな日常であろうとなかろうと、次第に目の前の生活に慣れてしまう人は多いのかもしれない。
そう思うと、上空に果てしなく広がる宇宙は、やり場のない鬱屈とした感情や閉塞感が漂う目の前の現実を晴らしてくれる。今、作品のテーマになりやすい理由かもしれない。
