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ばやし
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@kwhrbys_sk
思いがけない興味をもらえる本が好きです。一冊ずつ本棚に並べていく気持ちでゆるく書いています。
  • 2025年5月17日
    金環日蝕
    金環日蝕
    今年の本屋大賞を受賞した『カフネ』の著者でもある阿部暁子さんのミステリ小説。こんな一面もあるのかと驚いた。 あまりにも鮮烈な光とぽっかり空いた闇の中心が生み出す金環日蝕。人を容易にねじ曲げる嘘と暴力は、光を屈折させて陰影を濃く黒めていく。 犯罪とは知らぬ間に巻き込まれて、抜け出すすべを持たない人はどれだけいるのだろうか。決して他人事ではない。
  • 2025年5月12日
    ヴィクトリアン・ホテル
    100年の歴史に幕を閉じるホテルで巻き起こる群像劇。あらすじにつられて買ってしまった。下村敦史さんは『闇に香る嘘』以来なので楽しみ。
  • 2025年4月29日
    花まんま
    花まんま
    昭和の時代を回想する思い出たちは、どれも不思議な質感をしている。ノスタルジックで甘美な香りを漂わせながら、体験したことのない懐かしさが去来する。子供のころ感じた、不安と高揚感のちょうど間にあるヒヤッとした感覚を思い出す物語だった。
  • 2025年4月27日
    キャスターという仕事
    キャスターとして真摯に報道と向き合うことの意味。ただ目の前の情報を垂れ流すのではなく、一旦、堰き止めて伝えることに重きを置いているのが印象的。 わかりにくいことを削ぎ落として伝えるわかりやすさに、いっそう敏感にならないといけないと自戒する。
  • 2025年4月24日
    キャスターという仕事
    NHKの「クローズアップ現代」で長年、キャスターを務められていた国谷裕子さんの著書。 日曜劇場を観ていて、あらためて「キャスター」という仕事について知ってみたいと思った。
  • 2025年4月18日
    ブラフマンの埋葬
    愛おしさと憂いを帯びた一冊。 小川さんの物語には、永遠に続いてほしいと願う幸せや優しい世界が、何の前触れもなく唐突に途絶えてしまう儚さが存在している。 それは現実でも同様で、だからこそ、そんな世界を愛してやまないし、いつまでも続いてほしいと物語に願うんだろう。
  • 2025年4月18日
    夜空に泳ぐチョコレートグラミー
    今、立っている現在地で誰もが底知れぬ不安を抱えている。そして、遠くを見据えて迷いながらも一歩を踏み出す姿には、まるで水槽の中にいるかのような息苦しさを覚える。 それでも、たとえ水槽の中で一生を過ごすのだとしても、登場人物たちは複雑な人間模様を必死にかき分けながら少しづつ大人になっていく。
  • 2025年4月17日
    生成AIで世界はこう変わる
    生成AIがこれからどのように進化するのかよりも、間違いなく進化するだろうAIに対して、人がどのように価値を感じて接するようになるのかに興味が湧いた。
  • 2025年4月17日
    小説
    小説
    今年の本屋大賞候補作はまったく読めてないので、とりあえずいちばん気になる作品を。野崎まどさんは[映]アムリタの頃から好き。
  • 2025年4月17日
    花まんま
    花まんま
    映画公開前に読む!
  • 2025年4月14日
    十角館の殺人 <新装改訂版>
    児童文学や海外ファンタジーばかり読んでいた子どもの頃、国内ミステリ小説を読まないと文学少年とは言えないと思って、せっかくならいちばん驚く作品を最初に読みたいと手に取ったのがこの本だった。 見ている世界がまるっきり反転するどんでん返しは、いまだになかなか味わうことのできない体験。まさに金字塔。
  • 2025年4月11日
    #真相をお話しします
    ここ最近で起こった社会の変容を舞台にしたどんでん返しミステリ…と言いたいけど、すでに懐かしいと思うようなワードもちらほら。時代の変化が早すぎる。 それにしても今月、公開される映画はどんな仕上がりになるんだろう。まったく想像がつかない。
  • 2025年4月11日
    スメラミシング
    一生考え続けても思いつかないだろうアイデアで物語を描く小川哲さん。今回は「陰謀論」を軸にした短編集。 世界の大小にかかわらず、人の思想の裏で蠢く都合と願望で己の感覚を麻痺させていく。この世界は誰かの手で操られていると考えたほうが楽なのかもしれない。陰謀論で陰謀論を覆していくところ熱かったな。
  • 2025年4月9日
    カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記
    こんな旅のエッセイが書きたかったと嫉妬してしまうほど文章が上手い。東南アジアの街々の景色だけではなくて、音も匂いも人の温度も直に伝わる。終始、クレイジーなことが起こっているはずなのに、なぜだか笑ってしまう。タイのバイタクシーとネパールのヨガツアーの話がお気に入りだった。
  • 2025年4月5日
    さよなら妖精
    さよなら妖精
    不満もなく日常を過ごしているけど、どこか物足りない。自分にはもっとできることがあるんじゃないか。 米澤穂信さんの書く物語は、そんな誰もが経験したことのあるような、悶々と自問自答する日々の感情を共有してくれる。 旧ユーゴスラビアから来た少女が、彼らのありふれた日常を少しだけ変えていく。苦みも痛みも抱えるコージーミステリ。
  • 2025年3月29日
    夜のピクニック
    劇的なことは何も起こらず、ただ80kmの果てしない道のりを歩くだけ。それでも、歩行祭と呼ばれる高校最後のイベントを通して、少しずつなだらかに人間関係は変化していく。 作品が好きすぎて、大学生のときに友人たちと夜通し歩いたのは良い思い出。
  • 2025年3月29日
    青の炎
    青の炎
    読んだのは高校生のころ。貴志祐介さんの小説のなかでも、一際、印象に残っている。 自らの罪と大切な人々を天秤にかけたとき、どちらを選択するか。主人公の切迫感に心が張り裂けそうになった。タイトルの意味、今でも覚えてる。
  • 2025年3月27日
    キングダム 75
    死ぬまでには完結してほしい作品。相関図が東京の地下鉄くらい入り乱れているので、そろそろ一から読み返したほうが良いかもしれん。
  • 2025年3月27日
    神の子どもたちはみな踊る
    ドラマ化されると聞いて。今の時代に読むと、感想も変わるのだろうか。
  • 2025年3月22日
    #真相をお話しします
    題材的に映像化しやすそうだなと勝手に思っていた。 最近、映画館の予告で出てくるようになったので、何となくストーリーを把握してしまう前に原作を読む!
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