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ばやし
ばやし
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@kwhrbys_sk
思いがけない興味をもらえる本が好きです。一冊ずつ本棚に並べていく気持ちでゆるく書いています。
  • 2025年8月19日
    BUTTER
    BUTTER
    価値観もジェンダー観も登場人物たちへの印象も、読み進めていくうちに何度も塗り替えられる。というか上から塗りたくられていく。 濃厚な味わいのする料理描写が文章にはみっちりと詰まっていて、もはや胃もたれしそうなほどだった。バターって罪深い。
  • 2025年8月3日
    恋に至る病(1)
    恋に至る病(1)
    愛と狂気をすげ替えながら、平衡感覚を失わせるようなストーリー展開で、心を落ち着かせる暇がまったくなかった。 映画化に際して読んだのだけど、これはどう映像で見せるんだろうか…ぜんぜん予想がつかない。
  • 2025年8月1日
    強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考
    自分の中にある弱さは強さと対極にあるものだと思っていた。でも、強くあろうとする心に弱さがあるのだと気づいたら、自分の弱さが今までと少し違って見えた。 社会を取り巻く矛盾も自分の中の矛盾も簡単に解決することはないけれど、それでも弱さを引き受けて進んでいく。その背中は決して強そうに見えなくてもいいから。
  • 2025年7月25日
    藍を継ぐ海
    藍を継ぐ海
    ドラマで観た『宙わたる教室』は、最終話で気づいたら涙がこぼれていた。そんなドラマの原作者であり、ずっと読んでみたかった伊与原新さんの直木賞受賞作。 知らなければ何でもないような石や鉱物。そこに込められた想いや祈りに気づく人は、もしかしたら少ないのかもしれない。 でも、一瞬の煌めきにひとたび手を伸ばせば、その光はいつまでも消えずに、心の天窓から射し込み続けるんだろう。
  • 2025年7月13日
    編むことは力
    編むことは力
    “糸と針と勇気があれば、何度でも編み直せる。セーターも人生も、分断されたこの社会も” 長い歴史の中で、女性にとって「編む」ことがどのようなツールだったのか。どれほどの力で社会を繋いできたのか。著者の経験も編み込まれたエッセイで、洗練された言葉が胸に刺さる。惹句もすばらしい。
  • 2025年6月21日
    編むことは力
    編むことは力
    "糸と針と勇気があれば、何度でも編み直せる。セーターも人生も、分断されたこの社会も" 帯コメントに惹かれて。
  • 2025年6月21日
    ポケモン生態図鑑
    ポケモン生態図鑑
    気になりすぎる…
  • 2025年6月20日
    砂嵐に星屑
    砂嵐に星屑
    昔、置いてきぼりにした感情を今さら拾いにいくのは小っ恥ずかしくて、その労にはてんで似合わない勇気が必要で。 でも、きっと拾いに行かないと見えない景色があるから、後戻りする道が残されているのかもと思う。 一穂ミチさんはざらざらとした感情でも日常のすぐそばにある表現で書いてくれるので、心にグサッと刺さる言葉でもすんなりと飲み込むことができるのかもしれない。
  • 2025年6月13日
    藍を継ぐ海
    藍を継ぐ海
    伊予原新さんの作品を読むのは初めて。でも、ドラマで観た『宙わたる教室』では涙がとまらなかった。直木賞を受賞したこの作品も楽しみ。
  • 2025年6月13日
    この夏の星を見る
    辻村深月さんは大好きな作家さん。 映画が公開される前に読む。
  • 2025年6月8日
    リライト〔新版〕
    「史上最悪のパラドックス」と銘打たれた青春SFミステリ。読んでても「誰」が喋っているのか見失ってしまうほど、10年の時を跨いで繰り広げられるストーリーに翻弄された。 なかなかの結末なので、コメディチックな青春タイムリープものをたくさん手がける上田誠さんの脚本ではどう物語を締め括るのか気になる。
  • 2025年5月27日
    恋に至る病(1)
    恋に至る病(1)
  • 2025年5月27日
    君の顔では泣けない
  • 2025年5月27日
    リライト〔新版〕
  • 2025年5月17日
    金環日蝕
    金環日蝕
    今年の本屋大賞を受賞した『カフネ』の著者でもある阿部暁子さんのミステリ小説。こんな一面もあるのかと驚いた。 あまりにも鮮烈な光とぽっかり空いた闇の中心が生み出す金環日蝕。人を容易にねじ曲げる嘘と暴力は、光を屈折させて陰影を濃く黒めていく。 犯罪とは知らぬ間に巻き込まれて、抜け出すすべを持たない人はどれだけいるのだろうか。決して他人事ではない。
  • 2025年5月12日
    ヴィクトリアン・ホテル
    100年の歴史に幕を閉じるホテルで巻き起こる群像劇。あらすじにつられて買ってしまった。下村敦史さんは『闇に香る嘘』以来なので楽しみ。
  • 2025年4月29日
    花まんま
    花まんま
    昭和の時代を回想する思い出たちは、どれも不思議な質感をしている。ノスタルジックで甘美な香りを漂わせながら、体験したことのない懐かしさが去来する。子供のころ感じた、不安と高揚感のちょうど間にあるヒヤッとした感覚を思い出す物語だった。
  • 2025年4月27日
    キャスターという仕事
    キャスターとして真摯に報道と向き合うことの意味。ただ目の前の情報を垂れ流すのではなく、一旦、堰き止めて伝えることに重きを置いているのが印象的。 わかりにくいことを削ぎ落として伝えるわかりやすさに、いっそう敏感にならないといけないと自戒する。
  • 2025年4月24日
    キャスターという仕事
    NHKの「クローズアップ現代」で長年、キャスターを務められていた国谷裕子さんの著書。 日曜劇場を観ていて、あらためて「キャスター」という仕事について知ってみたいと思った。
  • 2025年4月18日
    ブラフマンの埋葬
    愛おしさと憂いを帯びた一冊。 小川さんの物語には、永遠に続いてほしいと願う幸せや優しい世界が、何の前触れもなく唐突に途絶えてしまう儚さが存在している。 それは現実でも同様で、だからこそ、そんな世界を愛してやまないし、いつまでも続いてほしいと物語に願うんだろう。
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