綾鷹
@ayataka
2026年1月26日
バッタを倒すぜ アフリカで
前野ウルド浩太郎
前作が面白かったので、本作も読んでみた。
本作もすごく面白かった、、、!
著者がバッタ研究のために、
モーリタニア、アメリカ、モロッコ、フランス、日本...と世界中を飛び回る姿が描かれているが、どこに行っても著者が人との繋がりを大切にしている点が特に印象的だった。
関わる人に感謝する、他人を思いやる、当たり前のことだけど、自分はきちんとできているだろうか?身勝手な考え方になっていないだろうか?と回顧する。
著者が最終章で『「応援する、してもらう」は、進路を歩んでいくためのキーポイントになるだろう。』と書いていたが、その人柄や姿勢があってこそだと思う。
「何かをやり遂げた者は常に三つのものに恵まれていたという。天の時と、地の利と、人の和である」(横山光輝著『三国志第2巻』潮出版社より抜粋)という言葉も抜粋されていたが、何かをやり遂げるには周りに人が集まる人柄も必要だということだろう。
現実でなかなかできてる人は少ないよなぁ。。
また、ウバロフ卿を称える評伝から「彼の研究に対する姿勢は二つの法則からなっている。一つは、害虫管理は、その虫の生態学的知見を通じて初めて成すこと。もう一つは、巨大なスケールで対象種を見ること。これを成すには、国際的な調整や協力が必要となる」という言葉が抜粋されていたが、研究に限らず言えることだ。
ノンフィクションの物語としてとても面白かったとともに、学ぶところの多い本だった。
そして、サバクトビバッタの生態や研究の様子、バッタ学の歴史についても、新鮮で面白かった。
(自分が知識がないからかもしれないが、、、)
「セクハラ(セクシャルハラスメント)」や「ホモセクシャル」という単語は、元々は生態学で使われていた学術用語だったらしい、、、😳
自分の知らないことで溢れているなぁ。。



