
まっつ
@mattus_123
2026年1月25日
黄色い家(下)
川上未映子
読み終わった
真面目で勤勉な主人公・花が、貧困による足元の覚束なさから来る恐怖でシノギに手を染め、金に対する執着で狂気を孕んでいく様子がありありと描かれていていた。
彼女が狂気を孕む要因は金に対する執着だけじゃない。人一倍真面目だからこそ、将来についてきちんと算段を立てられるし、誰かに安心して心も体もを預けられた経験がないからこそ、自分の周りの人に対する責任を全うしようとする。これが全て、貧困による将来への不安と恐怖で悪い方向に振れてしまっている。
誰だって花になる可能性を孕んでいるよきっと。
