
まめ
@mameg229
2026年1月27日
ダンシング・ガールズ
マーガレット・アトウッド,
岸本佐知子
読み終わった
借りてきた
どれも50年前の短編集とは思えない。アトウッドの作品は書かれた時にはすでに古典みたいな風格がある。社会はちょっとずつでも変わってるかもしれないが、人間って50年ぽっちじゃそんなに変わらないんだな。
表題作「ダンシング・ガールズ」は去年書きましたといわれても信じてしまうとおもう。異なる文化圏、異なる見た目、異なることばの誰かと生きるということ。主人公の夢想する緑の野原が切ない。
停滞した関係の夫婦にほんの一瞬あかるい日差しが差し込んで儚く消えてしまう「ケツァール」。向き合って話し合う一步が踏み出せたなら、あの夫婦のなにかはよい方に変化していくんじゃないかとおもって、作中ではそれが叶わなくてかなしかった。
「訓練」はホモソーシャル的な馴れ合い文化に馴染めない男性の話で、息苦しくなるような心理描写と逃げ場のない感覚に『侍女の物語』を思い出した。
