伊藤裕満 "レス" 2026年1月27日

レス
レス
アンドリュー・ショーン・グリア,
上岡伸雄
50歳の誕生日が目前の主人公レスがとても魅力的で、ゲイだけどゲイカルチャーとかゲイ文学という枠にとらわれない、ゲイだということも忘れるような楽しい小説だった。 失恋、記憶、老い、そして人生。 世界を旅しながら、過去には二度と戻れない、だから前に進むしかない、というとてもポジティブなメッセージ。 以下印象的だった一部を抜粋 50歳について 「外国での最後の一日みたいですよね。ようやくおいしいコーヒーや酒が飲める場所、おいしいステーキが食べられる場所がわかったのに、ここを去らなければならない。しかも、二度と戻って来られないんです」 「天才と暮らすとは、こういうことである。」 までに至る指輪のくだりと、同じように天才との暮らしに触れながら授賞式のくだり。 あとレストランの個室から出られなくなって、従業員からかけられるセリフ。 「あなた様が壁を壊すのです」
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved