
いちのべ
@ichinobe3
2026年1月27日

梅雨物語
貴志祐介
読んでる
『ぼくとう奇譚』読了。
昭和を舞台に、「黒い蝶の夢」に悩まされる主人公を描いた作品。
それまでの描写に「コイツってさぁ……」と気づかせる要素が多々あったので、「極限状態に追い詰められた人間が懸命に知恵を絞る様子(解説より抜粋)」に感情移入して応援するのではなく、破滅へと進んでいく様を「あーあ」とニタニタ意地悪く見守る愉しさを味わえて満足。
幻想ホラーとして、悪夢のような情景の恐ろしさも魅せつつ、最後にきちんと色々を回収してくれるサービス精神も嬉しい。
