かわうそまん "しろがねの葉" 2026年1月26日

しろがねの葉
山師の喜兵衛に拾われ銀山で生きるウメと彼女を取り巻く男たちの物語。銀を掘る生き方を望むも、「女」であるが故にそれが叶わず子を産み育て「女」として生きるウメ。狭く暗い坑道で銀を掘るという生業のせいで長く生きられない男たち。中世の日本の不自由さと、それでも生きていく強かさが描かれていた。決して明るさや爽快さはないが、銀山での生活に根差した人々の生き様、自らの生命を犠牲にして生活を支える男の強さと弱さ、そんな男を受け入れる女の懐の深さや温かさを感じられる濃密な読後感を得られた。
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