
トラ
@Toreads1234
2026年1月28日
すべて真夜中の恋人たち
川上未映子
あらすじは、30代の不器用な女性が、仕事や恋、友人関係にぶつかりながら進んでいく、くらいの平凡な話なんだけど。だからこそ、文体や言葉選びや話の運びに唸らされる。主人公冬子の内省が多く、その不器用すぎる生き方に、こういう人もいるんだなと他人事として捉えていたけど、繰り返される内省の中に、刺される部分がありぐっと物語が迫ってきた。終盤、段落わけもしない、凄まじい勢いの文章。表記も展開も会話も、独特のリズムがある。感覚として、詩に近いのかもしれない。




