
しゅう
@shuu62
2026年1月28日
葉桜の季節に君を想うということ
歌野晶午
読み始めた
「殺戮にいたる病」の読後感を払拭すべく、今ある手持ちの中で1番表紙が優しげなものを選んでみた。
いわゆるミステリの名作と呼ばれる作品で、間違いないと期待に胸を膨らませつつ、葉桜とは全く関係ない時期だがページをめくる事にする。
以降読書ログは会話部分に。




しゅう
@shuu62
(ネタバレ有)
とりあえず40ページほど。
おいおい、泉鏡花のような淡い情緒的な物語を予想していたら全く違う雰囲気なんですけど!
とりあえずキヨシは脳内ではクロちゃんを思い浮かべ、読む事にした。

しゅう
@shuu62
(ネタバレ有)
続いて200Pほど。
口語体に近い形で書かれているので、軽くて親しみやすく、今のところライトノベルを読んでいるような感覚に近い。
主人公、成瀬の軽薄な感じや、さくらの黒髪お嬢様っぽさはかなり類形的な描写で、これといって目新しさを感じる訳ではないが、物語的にはかなり伏線を仕込まれていそうな予感がする。
時折挿入されるシャベルで土を掘る男や、さくらの過去、過去の事件と蓬莱倶楽部との繋がり、まだまだ謎が収束される未来は見えない。
しかしあと200P、どのようにタイトル回収されるのだろうか…。

しゅう
@shuu62
(ネタバレ有)
読了。なるほど、こういう解決の形になったんですね。
最後まで成瀬の性格を好きになれず、正直そこまで熱心に読めた訳では無かった。
ただ、主人公が老齢である事の描写の違和感こそが、この物語が訴えたいであろう年老いても挑戦する事の尊さ、熱さに繋がっており、叙述トリックとテーマが一致している点で、この作品は名作に値するのだろう。
後半の、成瀬から節子へのメッセージは読んでて胸が熱くなったし、タイトル回収も鮮やか。
読後感は爽やかなものとなった。