
はる
@tsukiyo_0429
2025年1月23日

傷を愛せるか 増補新版
宮地尚子
かつて読んだ
精神科の医師として臨床を行いつつ、トラウマやジェンダーの研究を続けている方のエッセイ。
旅先や渡米生活、実家での出来事を綴りながら、様々な「傷」について触れていく。
格好つけず正直に、穏やかに記されていて、読んでいて心地よかった。
心に傷を負ったことがある人は、きっとこの本のどこかに、心に残る言葉が見つかると思う。
九州で一人旅をしているときに読んだ本。
知らない場所で電車に揺られながらエッセイを読む時間は、とても充実していた。
日常から切り離されて、思考に潜っていく感覚があった。
