碧衣 "シュガータイム" 2026年1月28日

碧衣
碧衣
@aoi-honmimi
2026年1月28日
シュガータイム
シュガータイム
小川洋子(小説家)
真剣にものを食べている時の人間は、かわいそうな存在だと思ってた。 そんな私が今では食欲に捕らわれている。 披露宴会場に取り残されたアイスクリーム・ロイヤルに群がる宴会係、成長しない弟、肉体関係を持たない恋人… 以前、読んだ時はなんとも思わなかったけど小川洋子作品の登場人物はひとりで行動する人々ばかりだから、事故に遭った主人公の恋人と一緒にいたとされる女性の正体を友人と突き止めに行くという展開は珍しく感じた。 もう三度目にもなるので主人公の恋人の手紙には彼は自分に酔ってるなくらいの微かな感情しかなかったけど、その代わりに主人公と弟の生活にヒステリックに入り込んで来る彼らの母親の存在が不快だった。母親の気持ちも分からなくはないけど彼女の心配なんて彼らはとっくに通り過ぎてやっている。
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