
もちこ
@mochiko24724
2026年1月28日
世界はきみが思うより
寺地はるな
読み終わった
父親の浮気が原因で手作りの料理を食べられなくなってしまった冬真。
両親から育児放棄をされている時枝くん。
太ることに異常に恐怖を感じている紗里。
彼らそれぞれが、生きづらさを感じ、世界を信じられなくなっている。
でも、ちゃんと彼らには愛してくれる、理解しようとしてくれる、幸せであるようにと祈ってくれる人がいる。
そんな世界の優しさがじんわりと沁みてくるお話。
この作品の驚くべきところは、主人公たちにとっての敵対人物にとっても、支えてくれる人たちがいること。
例えば冬真の父親は、浮気をして離婚したが、今は新しい家族がいる。
紗里も、最初は時枝くんを傷つけた張本人だったが、水田という理解者に出会える。
時枝くんの母親は育児放棄をしてしまうけれど、夫のサポートあっての生活をしているようだ。
分かり合えない立場の人にも、世界の優しさが享受される。
タイトルが示すように、世界は私たちが思うより、信じても良い場所なのかもしれない、と感じられる作品。




