こうた
@spn345
2026年1月28日
マチネの終わりに
平野啓一郎
読み終わった
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」
追いコンの時に感じたあれだ。
「恋の効能は人を謙虚にさせることだった。年齢とともに人が恋愛から遠ざかってしまうのは、愛したいという情熱の枯渇より、愛されるために自分に何が欠けているのかという、十代の頃ならば誰もが知っているあの澄んだ自意識の煩悶を鈍化させてしまうから。美しくないから快活でないから自分は愛されないのだという孤独を、仕事や趣味といった取柄は、そんなことないと簡単に慰めてしまう。ただあの人に愛されるために美しくなりたいと夢見ることを忘れてしまう。」
「孤独というのは、つまりは、この世界への影響力の欠如の意識だった。自分の存在が、他者に対して、まったく影響を持ち得ないということ。持ち得なかったということ。」
他者に積極的に影響されていきたいと思った。無理に影響されて言動にまで移さなくてもいい。相手の考えや価値観を尊重し、認めて、自分の中で咀嚼して、答え合わせをするように送り返したい。
人が一緒にいる理由とか、「共に生きる感覚」「主語が1以上になる感覚」ってこれなんじゃないかな。お互いに少しばかりか、影響を与え合って認め合っているという実感こそ、孤独感を消し、帰属感(ここにいても大丈夫なんだ)という安心感を生み出すことができる。
社内でもコミュニケーションでも大事にしたい。「他者への影響実感⇆帰属感/孤独感」の公式ならば、新卒は圧倒的に孤独になる。
弊社に入社する方々は、学生時代おそらく大変素敵な活動をして、他者に沢山の素敵な影響を与えてきた。それが社会人になると、分厚い社会の1番下の1枚になる。何も出来ないひよこの鳴き声を聞いてくれる人は少ない。他者への影響力という観点では100点から一気にマイナスへ落ちる。だからこそ、きっと沢山の新卒が孤独感で苦しんでいそうだな。
そんな時自分は、ちゃんと考えや意見を尊重し影響される人でありたい。「今日実は〇〇から学んだことがあってさ」「その考えいいね、新しい!ありがとう!」こんな言葉を大事にしたい。無理にはちゃうから、心からそう思える状態・人でありたいな。
少しでも孤独感を減らし、帰属感を溢れて出社できる人を増やせる人でありたいな。
洋子の決断
罪悪感に浸ることすらどこか偽善的に感じるほど、縋るように牧野を想った。
幸福とは、日々経験されるこの世界の表面に、それについて語るべき相手の顔がくっきりと示されることだった。
憤懣や悲哀でさえ、愛に供される媒介の資格を与えられていた。