
ako
@ah1018
2025年3月11日

肌に流れる透明な気持ち
伊藤紺
読み終わった
感想
読書日記
「またなんかで普通に会うんだろうけど心の離島でずっとすきです」
誰かを好きになった気持ちは自分のためにも大切にしたいなとまえから思っていて、どうして好きになっちゃったんだろうとか思わないようにしてる。気持ちが動いてしまったものはもう仕方がないし抗ったところで気持ちなんて早々変わらない。それならいっそのこと自分の気持ちには素直に真っ直ぐでいたいなって。
この短歌はそういうことを思い出させてくれる。
なにより、「心の離島で」という距離感が好き。
相手に伝わらないと意味ないじゃん、と20代の頃は思っていたけれど、すきの気持ちを相手に伝えないままにずっとすきでいる想い方もいいよねと、歳を重ねるにつれやっと"伝えないよさ”もなんとなくわかるようになった気がする。
きっとこの世界には、いろんなすき、いろんな想い方があるんだと思う。
