きみまめ🫛 "星を編む" 2026年1月29日

星を編む
星を編む
凪良ゆう
「汝、星のごとく」の続編。こちらもAudibleで聴いた。 あんなに悔しい思いで終わった前作。辛すぎるので読み返さないと決めた一作だったので、続編もどうするか迷ったが、希望を求めて聴くことにした。 自分を犠牲にしてまで人に尽くすことが本当にいいことなの?その犠牲子どもに強いていいの?親は子どものためには嫌でも善人を捨てる覚悟も必要なときがあると常々思っていたので、北原先生の人生は心に刺さり、私が親になってなんとしてでも触媒研究を続けさせてあげたかったと思った。 出版社の2人の話は、行き詰まった現代日本の社会問題をよくとらえている。頑張って頑張って死に物狂いで権力を持たないと自分の信念は貫けない。女性が子どもを持つことはどうしてもキャリアに影響する。男性と同じ土俵で戦えないはずなのだか、どうしても戦うしかない社会。 しかし最後に北原先生と暁海の穏やかな人生を描いてくれたのは読者としてありがたいと思った。2人が寄り添って、静かに幸せに暮らす様子。北原先生がようやく自分のために生きることかできるようになっている感情や行動の描写。心にじわじわ広がる幸福感。2冊を読み通せて本当に良かったと思った。
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