逢田ぞろん "火山のふもとで" 2022年2月14日

火山のふもとで
これあまりにも枯れ過ぎでしょう、という若者の一人称で進む物語は、終章、あるべきところに収まっていくようで、見事。筆者くらいの世代になって書ける話であって、「仕舞い方」を意識しながらスタートするっていうのは若い人には不幸なような気もします。図書館の話がモチーフなので、読書家としても興味深い内容。図書館を教会と比する下り、実に深い!「建築は現実」、建物に関わらずデザインを生業とする全ての人が胆に銘じたいですね(内田Tシャツの背中の惹句と好対照!)。あと船山圭一さんには読者のみなさん逢いたかったろう・・・!
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