つつつ "なぜ日本文学は英米で人気があ..." 2026年1月29日

つつつ
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@capyandtsubasa
2026年1月29日
なぜ日本文学は英米で人気があるのか
つい最近『BUTTER』を読んだこともあり、「第3章 日本文学は英米読者にどう読まれているのか」がとくに面白かった。英米での評価は日本での受け止められ方と異なる部分も多く、その対比自体が興味深い。 たとえば、 ・『BUTTER』は英米では「食と殺人」というミステリーの王道路線にうまくはまった作品として読まれている側面がある。少なくとも日本での出版時には、そうした枠組みはあまり意識されていなかったように思う。 ・また、フェミニズム小説としての側面が日本よりも明確に受け取られており、日本でよく見られる「女の人って怖い」という感想には、ほとんど出会わないという点も印象的だった。 世界文学とは、異文化間での相互受容のなかで形成される文学的ネットワークであり、翻訳を通じてこそ豊かになるものだ、という説明も面白かった。翻訳には、原著者と翻訳者のパワーバランスをはじめ、さまざまな課題が伴う。本書のタイトル自体は日本文学側の視点を前提としているものの、そうした翻訳をめぐる多くの壁を乗り越えて世に出た翻訳書そのものに、以前よりも強く関心を惹かれるようになった。
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