
トロ
@tontrochan
2026年1月29日
新装版 殺戮にいたる病
我孫子武丸
読み始めた
借りてきた
オススメされて読み始めました。今まで伊坂幸太郎作品ばかり読んでたので、だいぶ毛色の違った作品。三人称一元視点で読みやすい。テンポもいい。起きた記録を淡々と描写される。
86Pまで読みましたが、猟奇的な表現を淡々と描写されてて、こちらの心の機微をひたすら逆撫でされます。登場人物三人の視点ですが内二人が受け付けない人種なので、胃が締め付けられるような気持ちになります。例えば映像は良くも悪くも脳に記録として転写されてるだけで、尚且つそれが創作だって分かってるし作り手の意図はそこまで関係ない。ある意味での思考停止。後でああだったこうだった、って考える頃には記憶も薄れて全く別物になってるなんてこともある。でもこれは文章だから、こちらの想像力が試されてるような気持ちになるし、この考えに到達した書き手は現実に存在してる。生々しいとか真に迫るとかもあるけど、これを想像しながら書いて、伝えることが出来る人間が存在しているのは確かなのがとても恐ろしいし、ひたすら気持ち悪いです。ミソジニー的な表現もキツいですが、筆致自体はとても好みで読みやすいので、現状の評価としては総じて最悪(※賞賛)です。

