ぱぴぷぺぽん "時の家" 2026年1月29日

時の家
時の家
鳥山まこと
視点がコロコロ変わる読み慣れない形式であったが、慣れると『時の家』という題名に沿った時空を超えた記憶が一気にフラッシュバックしてくるような読書体験。物語自体は、特別大きな事件などが起こるわけではなく、ゆっくりと進んでいくが、ラストの家を解体する場面の勢いがすごく、コントラストがはっきりとしていた。122ページ、135ページの「記憶」についての記述は、形として残らない記憶、思い出という物体の不安定さ、だからこその貴重さのようなもの感じた。記憶の変化を認識しながら自身の変化も共に感じられるということを学んだ。
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