逢田ぞろん "爪と目" 2022年2月14日

爪と目
爪と目
藤野可織
話題になった二人称小説ですが、結構いいですねこれ。「あなた」はわたし(自分)のことだと思って読みました。台本だと思って読むと新感覚。作者の意図とは違うかもだけど。「あなた」のような、暗い暗い沼みたいな人って、いるいる~。父だけが罰せられない理不尽さもいいですね。三編のうち最終話、持ち上げて落として怖くて巧いな!と思いましたが、冷静にあらすじだけ抜き書きしたらこれ落語だね。本を閉じたら脳内で出囃子が。
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