
いちのべ
@ichinobe3
2026年1月29日
富士日記(上)
武田百合子
読んでる
少し前にちまちま読んでいたのを再開。
昭和四十一年一月〜五月を読む。
> 犬をソリに乗せて手を放すと、何とも不思議そうな顔をして首をのばし、おとなしくして、風を切って滑ってゆく。自分から箱の中へ入って、何度もくり返して滑りたがる。 (p200)
犬の愛らしさを、「かわいい」という主観的な言葉で表すのではなく、観察した事実の積み重ねによって、読み手に想起させる文章力よ。
> 四時頃、さつまいもを電気鍋で焼いて食べる。私は食べたくなかったが、主人の提案でやる。しかし、一番沢山食べたのは私。(p205)
いっぱい食べる百合子の話、出てくるたび嬉しい。