
いぬを
@_____on722
2026年1月29日
すべて真夜中の恋人たち
川上未映子
読み終わった
映画化決定とのことで読みました。
主人公の入江冬子は、人付き合いが苦手で勤めていた会社を辞め、フリーランスの校閲者に。
日々の生活は、自宅で仕事をし、どこへ出かけることもない、いわゆる陰キャ。
仕事をふってくれる大手出版社社員の石川聖との関わりから少しずつ冬子の心境の変化が生じていく物語。
読んだ最初の印象は、人はみんな不器用なんだなってことです。
それは恋愛においても、仕事においても、生活すべてにおいてです。
もっと素直になればいいのに。
プライド、慢心、自己否定、引っ込み思案などその他いろんな感情が自分自身を苦しめる。
まさに恋愛の心境が描かれているものだなぁと感じました。
三束さんとの会話のテンポ感が(会話が続く時のリズム良い相槌や合間合間に生じる沈黙など)うまく表現されていると思いました。
川上さんの文章は、あえてひらがなを使ったり、句点をあまり使わずに一文を長くするなど、少し独特なところがあります。
そういう文章も作品に一風変わった持ち味を出しているのでしょう。
(好みが分かれると思いました。)









